水沢高校ハンドボール部OB・OG会HP
設立趣意書

 我らが水高ハンドボール部は、1972年冬、同好会として産声を上げました。
メンバーは1年生ばかり10数人。野球やバスケットボール、バレーボールなど、いずれもがどこかの部を途中退部した
“ドロップアウト”組の集まりでした。
ボールもなければ、指導者もいない。それより何よりハンドボールコートがない――。
思い起こせば、かなり無謀なスタートではありました。

 ところが、拍子抜けするほどあっさりと生徒総会の承認をいただき、とにもかくにも、始動に漕ぎ着けたのです。
もちろん、最初に手にしたのはボールではなく、スコップとローラーでした。
グラウンドの隅っこの土手を削って、まずは40メートル×20メートルのコートを作る必要があったからです。
土木作業とランニングだけの練習が、どれくらい続いたでしょうか。
翌春、新入生を迎えて、曲がりなりにもボールを使った練習に打ち込めるようになった時は、インターハイ出場を決めた
ような喜びと充足感に浸ったものです。

 その同好会が、現在まで存続し、輝かしい(?)戦績を積み上げていることは、正直に言って、当時のだれもが想定
していなかったうれしい誤算です。初代としては、若干の照れ臭さも感じます。
ここまでパスをつないでくれた後輩諸君に、ただただ感謝するのみです。

 初代メンバーの幾人かは、幸い、水沢から遠く離れた東京の縄のれんで、スコップとローラーの日々の回顧談を肴に
酒を酌み交わす機会に恵まれています。
そんな覚束ない談義の中で、唐突に思い立ってしまいました。

 「水高ハンドボール部OB・OG会」の立ち上げです。

 初代から現在まで、ハンドボール部に籍を置いたすべてのメンバーが同じ時空間に存在しているということは、類まれな
幸運です。
とはいえ、初代のメンバーはすでに50歳過ぎ。そろそろ人生の下り坂に差し掛からんとしています。
そこで、初代が耄碌する前にOB会設立の声を上げようという算段です。消息のつかめた仲間たちと連絡を取り合い、
3学年にわたる面々がとりあえず発起人に名を連ねました。
趣旨に賛同する諸君の結集とご協力を強く求めます。

                                                        2008年9月

『水沢高校ハンドボール部OB・OG会』 設立発起人

   飯森 睦尚、遠藤 恭史、門脇 広司、鎌田 隆也、菊地  潔、

   佐藤 邦明、千葉 康文、堀川 典雅(以上1975年卒)

   菅原  修、鈴木 律子、田中 淳子(以上1976年卒)

   菊池 正昭(1977年卒)

                                                     Text by Yasufumi




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